妖怪専門季刊誌『怪』を発行するなど、“妖怪”をこよなく愛する人気作家陣、水木しげる、荒俣宏、京極夏彦、宮部みゆきの4氏がプロデュースチーム「怪」を結成し、68年の妖怪映画「妖怪大戦争」を基に原案を作成、鬼才・三池崇史監督が映画化した痛快冒険ファンタジー。一人の泣き虫少年が、ひょんなことから日本各地の120万の妖怪たちと力を合わせ、人類滅亡を目論む謎の魔人に立ち向かう。主演は「お父さんのバックドロップ」「インストール」の天才子役・神木隆之介。両親の離婚で、東京から母の故郷、鳥取に移り、母と祖父と3人で新たな暮らしを始めた10歳の少年タダシ。都会育ちのタダシは田舎の生活になかなか馴染めず、当然クラスでも浮いた存在で、いじめっ子の格好の標的となっていた。そんなある日、タダシは神社のお祭りで“麒麟送子”に選ばれる。麒麟送子は大天狗の山の洞窟へ伝説の聖剣を取りに行かなくてはならないのだった。勇気を出して大天狗の山へと入ったタダシだったが、やっぱり怖じ気づいて引き返してしまう。タダシはその途中でネコに似た不思議な生き物に出会い連れ帰る。一方その頃、日本各地では突然子供が消える事件が多発していた。さらにその影では、妖怪たちも何者かによって次々と襲われる異変が起こっていた…。
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