この物語は実際にあった事件をもとにしている。1701年、江戸城内にての出来事である。ある饗応の儀式の準備の際、吉良は田舎侍の浅野を騙し、面前で恥をかかせた。これに腹を立てた浅野は江戸城内にて吉良を斬りつけてしまう。城内での刃傷沙汰はご法度。浅野は切腹覚悟で斬りかかったのだ。喧嘩両成敗。吉良も裁かれると皆が思っていた。しかし、幕府は鎌倉時代から続く喧嘩両成敗という決め事を無視し、浅野にだけ切腹を言い渡し、お家も断絶にした。これを理由に浅野の家臣・赤穂藩の武士たちは主君の無念をはらすため、吉良邸に押し入り仇討を果たす。討ち取った吉良の首を泉岳寺にある亡き君主の墓前に供えた。あらゆる苦難に耐えた家臣の言行は世間に知れわたり、これを聞いた庶民は討ち入りの成功に喝采を送った・・・。その後家臣たちは名誉ある切腹を命ぜられ、武士から義士になった。
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